県民の皆さまへ

母子歯科保健推進事業

地域で実施されている妊産婦や乳幼児の歯科健診について、
実施率や受診率向上に向けた検討を行っています。

地域の乳幼児歯科健診や妊産婦歯科健診の健診率向上に向けた検討や、歯科医院向けの簡易的な児童虐待防止マニュアルを作成し、歯科医師が虐待の疑いのある子どもを早期に発見し関係機関と連携強化を図ることしています。

学童期フッ化物洗口導入促進事業

県内でフッ化物洗口を実施する小学校に対し、
検討会の開催や必要物品の準備等を支援しています。

 フッ化物洗口は、乳歯から永久歯に生え変わる学童期に最も大きな効果をもたらすことが示されています。

 また、集団フッ化物洗口は、個人の環境によらず、集団のすべての人がむし歯予防を得ることができることから、各自治体や教育委員会等が実施される小学校でのフッ化物洗口事業の取組を支援しています。

がん患者のための歯科医療連携推進事業

歯科医師等を対象にがん患者等の口腔管理に関する研修や、
地域でがん治療を行っている医療機関との連携を進めています。

 2人に1人ががんになるといわれる時代、早期に発見され自宅で療養される方が増えています。がん治療では、放射線治療や抗がん剤治療などにより、お口のトラブルが起こりやすくなります。

 周術期の口腔管理に関する研修を受講した歯科医師を登録し、がん患者さんが安心して治療を受けられるよう、手術を予定している主治医の先生と連携して地域の歯科診療所でお口の管理ができる体制を整備しています。

要介護者等歯科保健医療確保対策事業

自宅等で療養中の高齢者等に歯科訪問診療が行えるよう研修会を開催し、
歯科訪問診療が可能な歯科医師を登録しています。

 加齢や心身の状態により外来診療が困難になっても、自宅や施設等に訪問し歯科診療を行うことが可能です。

 歯科訪問診療を行う歯科医師を登録し、関係する医師や訪問看護師、介護支援専門員などと連携を図りながら療養を支援できる体制を充実させています。

歯科医師認知症対応力向上研修事業

歯科医師を対象に、認知症に関する基礎知識や地域での連携等に関する研修を開催し、
研修修了者を登録しています。

 高齢化に伴い認知症になる方の割合が増えることが想定されています。かかりつけ歯科医として認知症の人やそのご家族を支えるために必要な基本知識や連携等に関する研修会を開催し、受講した歯科医師を登録しています。

 歯科医師が高齢者等の歯科診療を行う際に些細な変化に早期に気づき、関係機関と連携を図ることで地域の認知症対策の推進を図っています。

オーラルフレイル対策定着促進事業

地域で行われている集いの場に歯科専門職が出向き、
オーラルフレイルに関する講話や検査等を行います。

 高齢者の方々がお口まわりの些細な衰えに気づくため、地域で行われている介護予防教室や様々な高齢者が集まる場等において、オーラルフレイルに関する講話や口腔機能の状態を把握するための検査等の出張講座を行っています。

心身障がい者(児)歯科保健医療推進事業

心身障がい者(児)の方々への歯科診療が可能となるよう研修会を開催し、
受講した歯科医師を登録しています。

 心身に障がいを持つことで、一般の歯科診療所での歯科治療が困難な場合、主には歯科大学病院等での診療となりますが、その施設がない筑豊地域では、直方歯科医師会に設置した「筑豊口腔保健センター」にて専門の歯科医師が障がい者(児)の歯科治療を行っています。

 また、障がい者(児)の歯科診療に関する研修を受講した歯科医師を登録し、どの地域にお住まいになられていても歯科診療が受けられるように体制を整備しています。

口腔管理推進室整備事業

がんや糖尿病等生活習慣病の治療中でお口のトラブルを抱えている、かかりつけ歯科医がいないなど、
お口の健康管理に関する様々なご相談に、歯科専門職がお応えします。

 がんや糖尿病等の生活習慣病と歯周病との関連性が明らかになる中、疾病の重症化予防等を目的に、地域の歯科医師会に「口腔管理推進室」を設置し、歯科衛生士による口腔管理に関する相談対応や、地域の医療機関と連携して入院中の患者様への口腔健康管理を行っています。

訪問歯科診療推進整備事業

自宅や施設等に訪問して歯科診療を行う歯科医師を増やすための研修を行っています。

 外来受診が困難な状態になっても、自宅や施設等に訪問し歯科診療を受けて頂くことが可能です。ご自宅等に訪問し歯科診療を行う歯科医師を増やすため、歯科訪問診療の制度等に関する研修や、地域の歯科医師会において、協議や経験のある歯科医師に同行し見学するなどの研修事業を行っています。

8020生涯を通じた歯科保健普及啓発事業

11月7日から13日の「いいな、いい歯。週間」に、
県内各地で歯と口の健康づくりに関するイベントを行っています。

 県民の皆様が、歯と口の健康づくりに関心を高め、歯科疾患の予防の重要性や方法等を知ることで、その予防に取り組めるよう、11月7日から13日までを「いいな、いい歯。」週間とし、県及び地域の歯科医師会において様々な啓発事業を行っています。

歯科医師・歯科衛生士研修事業

福岡県歯科医師会員としての倫理と責任を自覚し、
生涯にわたって研鑽するよう様々な研修会を開催します。
また、歯科衛生士会と協力し、復職を希望する際の技術的支援を目的とした研修等を開催しています。

 公益社団法人である本会に新規に入会した会員等に対し、歯科医師としての倫理や社会的責任等を周知するとともに、歯科医学会や様々な専門的研修の開催等により生涯にわたり自己研鑽を図っています。

 また、国家資格を有しながら現在は働いていない歯科衛生士等への研修会を開催し、復職支援やスキルアップに取り組み、歯科医療の担い手の確保を図っています。